歯を削る器械はどうやって感染対策しているのか?
歯などを削る回転切削器具のことをハンドピースといいます。大きく分けるとタービン(エアタービン)とエンジン(マイクロモーター)に2別されます。違いは動力が風かモーターかの違いです。
●タービン(エアタービン)(写真一番左)
高速回転ができる
虫歯部分の切削、咬合調整時に使用します。
キーンと音がします。
●エンジン(マイクロモーター)
タービンより低速回転
〇ストレートタイプ(写真左から2つ目)
基本的には口腔外で使用します。
セラミック、銀歯、入れ歯などの技工物の調整・研磨に使用
〇コントラアングルタイプ(写真右から2つ目)
ストレートタイプでは口腔内で使用しにくいので、作業部に角度をつけたも の。
〇5倍速コントラタイプ(写真一番右)
形はコントラアングルタイプと同様で、その名の通り回転速度がコントラアン グルタイプの5倍です。
虫歯を削ったり、銀歯を除去するときに使用します。
これらハンドピースの内部・外部を滅菌しているのがDACユニバーサル2です。
ハンドピース使用後は、唾液、血液などの感染の危険があるもの、銀歯などの材料が多く外部に付着し、内部にも一部吸引されて残留してしまいます。
ハンドピースを滅菌せずに次の患者様へ使用してしまうと、院内感染の危険があります。
そのためFC24では、ハンドピースを使用後必ず患者様毎に滅菌を行っています。
ハンドピースの内部は精密機器で構造が非常に複雑です。
DACのような特殊な滅菌器でなければ内部の滅菌は難しいですが、ヨーロッパの小型高圧蒸気滅菌器基準EN13060で定義されるクラスSの規格をクリアしており、除染効果が非常に高いのが特徴です。
FC24の使用器具は可能な限りディスポーザブル製品を使用していますが、できないものはきちんと滅菌作業を行っております。
心配な方は遠慮なくスタッフへお問い合わせください。