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2015.09.23

インプラントのリスクを教えてください。

患者さんにとってのリスクとして以下の様に分類して考えてみたいと思います。

➀生体組織に関わるもの

  • 神経組織などの侵襲
外科手術時に神経などを損傷し麻痺が生じたり上顎洞に穿孔したり舌動脈を損傷した死亡例も報告されています。

  • 粘膜などへの侵襲
インプラント体の植立方向や位置が正しくないと清掃しづらくなるため、後々インプラント周囲炎を起こす原因になります。また、審美的領域において見た目の良くない上部構造になってしまうこともあります。

  • インテグレーション(骨結合)の喪失
外科手術時、特に骨をドリリングする際には丁寧で慎重な外科手術が必要です。ドリリング時に骨の温度が37℃で1分間続く、もしくは、一瞬でも42℃に達すると骨組織は壊死し骨結合が失われてしまいます。

また、インプラントの本数が少なかったり咬み合わせの調整が不十分だったりすると後々骨結合が喪失されます。

②コンポーネントに関わるもの

インプラントの破折やアバットメント(支台)スクリューの破折、インプラントブリッジのフレームワークの破折、上部構造体の歯冠部分の破損などが生じることがあります。
その他全身的なリスクファクターや局所的なものもまだ多数ありますが、オッセオインテグレーション(骨結合)の成績はインプラントを行う歯科医師とコ・デンタルスタッフの知識、技術、取り組む姿勢に左右されることは間違いありません。
当歯科医院ではインプラント治療において一貫して治療の原理・原則を守っております。

分化した組織では胎児形成や創傷治癒などのように自然に任せ安易に手を加えない事です。それでもあえて人体に手を加えるのであれば誰かが代償を払うことになります。

施術者には治療が失敗だと判明しなくても最終的には患者さんがその代償を払うことになります。たとえリスクがあったにせよ「予後の安全性を維持しながらどのように治療を簡素化できるか」を問うことが極めて重要だと確信しています。

当歯科医院では患者さんとそのご家族のQOLを第一に考えております。

IMPLANT Q&A インプラント治療でよくあるご質問

インプラントの寿命は?リスクは?
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